積み上げた信用は、
いつか世界を動かす力になる。
その確信だけで、自分は現場に立っている。
壮大な未来は、積み上げた人間にしか辿り着けない
正直に言うと、私自身には「いつか世界をこう変えたい」という壮大な絵があるわけではありません。 むしろ逆で、大きな未来は、それを語った人間ではなく、一歩ずつ積み上げてきた人間がつくると思っています。
入社を決めたのも、突き詰めれば合理的な判断でした。事業の形すら決まっていなかった頃ですが、迷いはありませんでした。手っ取り早く立ち上げて売り抜ける、そんな事業づくりが当たり前になりつつある時代でしたが、自身はロングタームでしか辿り着けない価値を、腰を据えて築きたいと考えていました。 その時間を、誰と、何に賭けるか。そう考えたとき、新卒からの長い付き合いで互いの強みも弱みも分かっている代表の塩野と組むことが、一番の近道だと判断しました。 そして今、ここが世界で一番面白い場所だと、本気で思っています。
「モノを運ぶ仕事」では、半分しか説明できない
表向き、私たちがやっているのは、インドから日本へモノを運ぶ貿易です。現地の工場に足を運んで監査や品質改善にまで踏み込み、日本の大手企業に提案して数字をつくる、という仕事です。 ただ、これだけでは半分しか説明できていません。
私はこれまで、無形商材の営業こそ一番難しいと思ってきました。 けれど有形商材は、難しさの種類がまるで違います。モノがある以上、どんなに相手と良い関係が築けていても、「この商品ではダメだ」と言われたら終わりですし、自分たちが製造しているわけでもありません。 サプライヤーとの交渉、信頼の獲得、品質の担保から売り切るまでのプロセス全体を束ねて初めて成立します。 これを、これまでやってきた仕事と、同じ「営業」という名前で呼んでいいのか分からないほど、根本から戦い方の異なる世界です。完全なチーム戦でもあります。
そして、この一取引一取引が、三つの意味を同時に持っています。 取引データそのものが、私たちが開発する取引を信用に変えるプロダクト「DealBase」の燃料になるということ。 いま信頼で結んでいる顧客が、そのまま未来のプラットフォームの最初の顧客になるということ。 あえて最も複雑な領域から入ることで、競合が後から追いつけない「堀」を構築しているということ。 現場で起きる摩擦は、苦労話ではなく、ABCDがプロダクトで解こうとしている課題そのものなのです。
経営メンバーとして、会社の練度を上げる
COOとしての自分の役割は、ただ単に売上をつくるだけではありません。一人の経営メンバーとして、自分が一番精度高く、速く回せる領域を引き取り、チーム全体の練度を引き上げること、そして、より大きな勝負に踏み込める状態を、自分の手でつくることだと思っています。
その全ての土台にあるのが、「約束を守り切る」ことです。創業数年の会社が、海を越えたインドのサプライヤーにも、目の前の日本企業にも、「ここまでに必ずやり切る」と約束し、その通りに動く。 一見当たり前とも言える一つひとつの行動によって、信頼残高が積み上がっていきます。 取引が信用に変わる仕組みを開発している自分たちが、それが本物かどうかを、まず自分たちによって証明しているような感覚で現場に立っています。
今のABCDは伸び代しかありません。課題は山ほどあり、何より人が足りていません。 裏を返せば、早く飛び込んだ人ほど、大きな打席に立てる環境です。 今のフェーズで一番大事なのは、できる・できないよりも、任された領域を「自分が広げにいく」と思えるかどうかです。目先の成果で測るのではなく、腰を据えた長い勝負に本気で挑みたいと思えるような仲間と出会えることを、楽しみにしています。
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